祇園祭山鉾建て(前祭)2025年7月10日~14日(日程時間・・・)
祇園祭山鉾建て(前祭)(日程時間・アクセス・概要・・・)
祇園祭山鉾建て(前祭)(鉾建て・山建て)(日程・時間・・・)を紹介しています。山鉾建て(前祭)ては例年7月10日から14日まで行われています。山鉾建てでは7月17日の祇園祭山鉾巡行(前祭)に先立って、収蔵庫から取り出した部材を釘を1本も使わず、荒縄などによる縄絡みと言われる伝統技法で組み立て、懸装品などを飾ります。(詳細下記参照)
★祇園祭最新情報。
【祇園祭山鉾建て(前祭)2025 日程時間(要確認)】
祇園祭山鉾建て(前祭)2025は2025年(令和7年)7月10日(木曜日)~14日(月曜日)に行われます。大型の山鉾(長刀鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・月鉾・放下鉾・岩戸山・船鉾)は10日・11日から組み立てられるが、山鉾によって日程が異なります。
●祇園祭の主要行事の日程を確認できます。(下記リンク参照)
祇園祭2025日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)
【祇園祭山鉾建て(前祭) アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市
最寄り駅・バス停・・・四条駅・烏丸御池駅
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ
【祇園祭山鉾建て(前祭) 簡単概要】
山鉾建て(前祭)(鉾建て・山建て)は7月17日の山鉾巡行(前祭)に先立って行われます。山鉾建てでは収蔵庫から取り出した山鉾の部材を釘を1本も使わず、荒縄(あらなわ)などによる縄絡み(なわがらみ)と言われる伝統技法で組み立て、懸装品(けそうひん)などを飾ります。ちなみに鉾の鉾車(車輪)の上にある石持(いしもち)という部材は長さ7メートルほどにもなります。大型の山鉾は作事三役(作事三者・作事方)と言われる手伝い方・大工方・車方が行います。先ず手伝い方が山鉾の基礎構造部分に当たる胴組(櫓組)を組み立て、次に大工方が山鉾の上部に当たる鉾屋根・囃子台を組み立て、最後に車方が飾り付けが終わった山鉾に車輪を取付けます。大型の山鉾は横倒しにされ、その後ウィンチなどを使って縦に引き起こされることがあります。ちなみに山鉾建て(前祭)を楽しむなら長刀鉾・函谷鉾・月鉾が建ち並ぶ四条通(しじょうどおり)、菊水鉾・鶏鉾が建ち並ぶ室町通(むろまちどおり)、放下鉾・船鉾・岩戸山が建ち並ぶ新町通(しんまちどおり)がおすすめです。なお山鉾建て(前祭)が終了すると7月12日に函谷鉾・鶏鉾・月鉾・菊水鉾・長刀鉾、7月13日に蟷螂山・放下鉾・船鉾・岩戸山の曳き初め・舁き初めが行われます。(要確認)
祇園祭山鉾曳き初め・舁き初め
【祇園祭山鉾建て(前祭) 昨年の個別日程時間(要確認)】
予告なく日時変更・中止の場合があります。
●長刀鉾(なぎなたほこ)・7月10日~12日7:00~
●函谷鉾(かんこほこ)・7月10日~12日7:00~
●鶏鉾(にわとりほこ)・7月10日~12日8:00~
●菊水鉾(きくすいほこ)・7月10日8:00(工務店)・15:00頃(町内移動)
●月鉾(つきほこ)・7月10日~12日8:00~
●放下鉾(ほうかほこ)・7月11日~13日6:30~
●船鉾(ふねほこ)・7月11日~13日8:00~
●岩戸山(いわとやま)・7月11日8:00~
●保昌山(ほうしょうやま)・7月12日9:00~
●孟宗山(もうそうやま)・7月14日8:00~
●占出山(うらでやま)・7月13日8:00~
●山伏山(やまぶしやま)・7月13日9:00~
●霰天神山(あられてんじんやま)・7月13日8:00~
●郭巨山(かっきょやま)・7月13日7:00~
●伯牙山(はくがやま)・7月12日8:00~
●芦刈山(あしかりやま)・7月13日8:00~
●油天神山(あぶらてんじんやま)・7月13日8:00~
●木賊山(とくさやま)・7月13日8:00~
●太子山(たいしやま)・7月13日10:00~
●白楽天山(はくらくてんやま)・7月12日7:00~
●綾傘鉾(あやがさほこ)・7月13日9:00~
●蟷螂山(とうろうやま)・7月13日8:00~
●四条傘鉾(しじょうかさほこ)・7月14日7:00~
【祇園祭山鉾建て(前祭) 基礎知識】
●縄絡みでは一般的に縦巻と横巻を交互に行われ、その形態から雄蝶結び・雌蝶結び・海老結び・鶴結び・亀結び・八幡巻などと言われます。縄絡みでは見えない部分でも美しい見た目に仕上げられるそうです。縄絡みでは3・5・7など縁起の良いとされています。長刀鉾は八坂神社がある東側を正面とし、東西(前後)に雄蝶結び、南北(左右)に雌蝶結びが見られます。縄絡みによる固定は山鉾巡行の際に発生する振動による歪みを吸収できるメリットがあるそうです。ちなみに縄絡みで使用される荒縄は大型の鉾の場合、長さ約5キロにもなるとも言われています。なお大型の鉾は高さ約25メートル・重さ約10トンとも言われています。
●礎石は山鉾が組み立てられるアスファルトの道路に四角形(方形)に埋め込まれています。ただ全ての山鉾にある訳ではなく、大型の山鉾が組み立てられる場所(新町通など)に多いと言われています。交通量が多い四条通に組み立てられる函谷鉾にもあります。礎石は山鉾を組み立てる位置の目印だったり、10トン近くにもなる山鉾の重量を支えたりするものです。礎石の傍には蓋がされた深さ40~50センチの2つ穴があることもあります。2つ穴には木の杭が差し込まれ、柱が渡されます。それらを利用して山鉾の真木を胴組(櫓組)に取り付ける為、横に倒され、その後縦に引き起こしたりされます。
●鉾には鉾頭・天王座・真木・榊・角幡・網隠し・破風・欄縁・御幣・天水引(上水引)・下水引・前掛(前懸)・胴掛(胴懸)・見送・見送裾金具・裾幕・角房・角房掛金具・石持・鉾車(車輪)などの部分があります。
●山には真松(真杉)・朱大傘・御神体・御幣・山籠(欄縁)・水引・前掛(前懸)・胴掛(胴懸)・見送・裾幕・角房・角房掛金具(角金物)・担棒などの部分があります。
●作事三役(手伝い方・大工方・車方)は基本的に山鉾町の町民ではないが、山鉾建て・山鉾巡行に裁量が任されています。なお山鉾巡行の際、手伝い方は音頭取りになって扇子と音頭(掛け声)で曳方に指示し、大工方は屋根方になって電線などの障害物を避け、車方は進行方向などを調整します。
●山鉾建て用の縄は例年6月頃から福知山市の製縄所で作られています。縄は稲藁から藁くずを除き、専用の機械で太さや強さをなどを均一に保ちながら作られます。縄は直径約12ミリで、直径約6~8ミリの一般用の縄に比べて、太くて丈夫に作られています。縄は長さ100メートルの玉にされ、約500個が作られます。
祇園祭山鉾巡行(前祭)
【祇園祭山鉾建て(前祭) 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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